今年もさくらの季節が終わりました。
といっても、それは関東地方のことで、春遅い東北は今まさに桜の季節を迎えます。
福島に三春という所があります。三春の滝桜はあまりに有名で、おいでになったことがあるかと思います。この三春という地名も、春が一度にくる、梅も桃も桜も一度に咲く、ということにちなんでつけられた地名だとか。東北の春は、春のエネルギーを体に感じられる季節でもあります。
桜といえば、日本一の呼び声が高い、弘前の桜があります。観桜会と地元では呼ぶ、桜祭りがゴールデンウィークの期間催され、全国各地から観光客のみなさんが訪れます。
その桜祭り期間中に、三味線に関するイベントがいくつか開かれます。公園内の特設ステージや市内のホールで、三味線演奏が楽しめます。いつぞやは、三味線合同演奏でギネスにも挑戦したとか。いや、これは余談です。また市内には民謡ライブが聴ける居酒屋さんもあるようです。
そういえば、会の地元、板橋区でも三味線演奏会がよく開かれているとか。この4月末にも開かれました。
暖冬といわれた冬が終わっても、名残雪が降り続いたこの春。冬の寒さから一気に解放され、そのエネルーギーを三味線演奏にぶつける。そんなエネルギーが三味線には秘められていると思います。ちょうど、一気に花開く春の自然のエネルギーに重なる、そんな感じがいたしませんか。
さあ、エネルギッシュに、ベンベン……!