3.11から節目の10年。あの日のことを忘れることはないとは思いますが、あらためて防災や、被災された方々へ思いを寄せたいと思います。メディアも3.11の特別番組を組んでいました。
そんな中、NHKが『今日は一日 東北のうた三昧』という、3.11へのエールとでもいう番組を3月14日にFMで放送しました。この番組は祭日などで定時番組がお休みになる日に、昼から夜9時までの時間で、今日は一日～三昧という不定期番組として放送しており、これに東日本のうたという企画を立てたのでしょう。
東北に縁のあるミュージシャンなど色々な方が出演され、東北にまつわるうたが放送されました。そして東北は民謡の宝庫でもあります。
この番組に会主の西田和美が、お囃子として出演しました。さすが一流の演奏者が集っただけあって、生演奏の生放送でも素晴らしい演奏でした。花笠音頭から始まり、相馬盆唄、南部牛追唄、十三浜甚句、津軽あいや節、常磐炭鉱節、気仙沼音頭、本庄追分、相馬流れ山、さんさ時雨、会津磐梯山、秋田長持唄、津軽よされ節、真室川音頭、秋田音頭、新相馬節、新庄節、津軽じょんから節、大漁唄い込みの19曲が披露されました。
南部牛追唄での、ぱーんぱぱぱぱーん、というお囃子はとても印象的でした。
この企画では、民謡のリクエストにも応えるということでしたが、生演奏ですから大変だったと思います。リクエストされた方々も、3.11、東北、民謡にまつわるメッセージを寄せられていました。
民謡ファンにはたまらない一日になったのではないでしょうか。